離職率を下げるには社員ケアが必要
こんにちは。
マックスプロデュースのプロデューサーブログです。
いろいろな企業さんと話をしていると、「人が足りない」ということをよく耳にします。
そこで、私たちの仕事がそんなお悩みに役立てないかと考えてみました。
「人材不足」よく耳にしますが、実際どれくらいみなさん困っているのでしょうか?
ということで、調べてみました。
日本政策金融公庫の調査で、驚くべき数字を発見しました!
30,000社を対象にした「経営上の問題点」についての調査を見てみると、「求人難」の比率が急増しているのです。
2010年における経営上の問題点で「求人難」は3%程度だったものが、2017年には34%にまで増加。それまで圧倒的に1位の定位置だった「売上・受注の停滞・減少」を抜き、7年間で10倍の割合となる最大の問題となりました。
いま、求人難が日本の企業における最大の問題点なっているのです。
また帝国データバンクによると、2018年度の人手不足倒産は169件。前年度に比べ、48.2%の増加となっています。
いやー、みなさん本当に「人材不足」に困っていると思います。
※中小企業庁サイトより引用
人材を採用することが難しい時代ですから、「社員の離職」は改善したい課題の1つですよね。今回は、当社のサービスのひとつである「社員総会」を、対策のひとつにできないかと考えてみました。
■離職を軽減するには「社員を大切にする」ことが大事
人材採用がこれだけ難しい時代だからこそ、「離職率は軽減したい」と多くの企業が考えているのではないかと思います。
では、離職率を軽減するには、どのような方法があるのでしょうか?
私はそのヒントを、この本の中に見つけました。
「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版)という本です。ご存知でしょうか?
著者の坂本光司さんは、この本を執筆するために6,000社を超える企業研究を行ない、調査データに基づいた結論として、以下のように論じています。
「社員やその周辺(社員の家族や会社の属する地域、そして株主などのステークホルダー)を大切にする企業は、業績が上がっている」
そして、会社とは以下のようにあるべきだと、坂本氏は伝えています。
会社は経営者や株主のものではない。会社には、下記の五人に対する使命と責任があり、その五人に対する使命と責任を果たすための行動が、本当の「経営」だと言える。
会社が、使命と責任を果たすべき五人
1.社員とその家族
2.下請企業の社員とその家族
3.顧客
4.地域社会あるいは地域住民
5.株主
実際に坂本さんを取材された方が、こんな会話をしたそうで印象的でした。
「仮に斜陽産業の会社であっても、社員が会社から大切にしてもらっていることを実感していれば、多少給料が安くても辞めたりしないんですよ。だって、仮に転職して給料が上がったとしても、こんなに大切にしてくれてる会社はそうはないことを感じていますから(笑)。」
この言葉を自分に置き換えると、確かにそうかもしれない…。と思います。
■社員を大切にするって、どうすればいい?
さきほどの「日本でいちばん大切にしたい会社」で紹介されている企業は、売上を最優先に考えてしまう多くの企業とは180度異なります。経営層が売上を見るのは当たり前のことですが、ただそれ以上に、この本で紹介されている企業は社員やその周辺のステークホルダー(上記の五人)を気にかけていることに気付かされます。
普段から経営層がフランクに現場社員と話ができる環境の会社は、きっと既に「日本でいちばん大切にしたい会社」のような環境のベースができているのではないかと思います。しかしながら、そうではない会社にとって、そのような環境を作るのも、なかなか難しいことだと思いますし、ベースができているからといって、「社員を大切にしている」と感じてもらうことは難しいことです。
だからこそ、全社で共通認識を共有するための「社員総会」を、有効に活用してみてください!
■社員総会は、社員への感謝を伝える
社員総会は、会社のビジョンや今期の目標などを伝える場となりますので、「経営層からの伝達」という雰囲気が強くなりがちです。
しかしちょっとした運営上の気遣いで、社員のモチベーションが向上した事例もあります。私が担当させていただいた社員総会の中から、みなさんのヒントになるような事例をいくつかご紹介します。
【本業部門だけでなく、事務職社員も表彰対象に】
社員総会では、「社員表彰」などを実施されている会社も多いと思います。
受賞社員は、営業などで実績をあげた人だけになっていませんか?
社員総会に出席している社員は全社員です。営業のように実績を数値で評価しにくい事務職も出席しています。そんな事務職社員にスポットを当てていますか?
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事務職を表彰するのは、実は難しいことなのです。
営業成績のような明確な数値で測れない事務職を表彰するには、周辺社員からの評価や、普段どのような気遣いをしているかなどの、詳細な行動や周辺評価をリサーチする必要が出てきます。
だからこそ、上司は部下とのコミュニケーションで評価ポイントに気付く必要があり、普段からの会話が重要になってくるのだと思います。
そのような、周囲に対する気遣いなどを普段から評価されていたら、その会社の社員はどのように感じるでしょうか?きっと「私は会社から大切にしてもらっている」と感じることと思います。
ぜひ、社員総会での表彰式で、どんな気遣いが周辺社員に評価されているか伝えてください。きっと、「その気遣いをまねたい」と考える社員が増えていくと思います。
受賞時のスピーチの際には、効果的なBGMとともに、照明などで演出できると、表彰そのものの印象が格段に上がり、会社が社員をより大切にしていることが伝わるでしょう。
【総会後の飲食においてねぎらいを】
社員総会終了後、ケータリングの飲食で社員のコミュニケーションを図るケースが多いと思います。
そんなとき、経営層・上司が積極的に「社員へのねぎらい」の言葉をかけてください。
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近年「忘年会スルー」というキーワードが話題となりましたね。
その理由のひとつとして言われたことに「お金を払って、上司のグチを聞きたくない」というものがありました。
でも「ありがとう」と感謝を伝えられたらどうでしょうか。気分が悪くなる社員がいるでしょうか。いつも厳しい上司からの感謝の言葉は、社員のモチベーションにつながると思います。
■貴社の社員総会を無料でアドバイス
当社では、このような視点からも「社員総会」の企画提案やアドバイスなどを無料で行なっています。「社員総会」は企業ごとの企業文化の違いで、演出方法が異なりますし、自社の中だけで企画運営をしていると、どのような企画があるのか、どのような演出が社員のモチベーションを向上させるのかなどの発想が難しいものだと思います。
そんな時に、当社の「無料相談」をご利用ください。
ご相談いただきました企業様へは、社内の様子やこれまでの社員総会の状況などをじっくりヒアリングさせていただき、最初のアドバイスに関しては無料で行っています。
ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
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