ホーソン効果で業績アップ！表彰式に生かしたい心理学

突然ですが、皆さんは「自分に目をかけ、期待を寄せてくれる上司」と「自分に無関心で放任主義な上司」どちらの下で働きたいと思いますか？

おそらく多くの方は、自分に関心を持ってくれている前者を選ぶことだと思います。
例えば学生時代、試験でいい点を取り褒められたことが嬉しくて、次も頑張ろうと張り切ってしまった、そんな経験はないでしょうか？
これは「ホーソン効果」という現象で、人は注目されたり、期待されることでパフォーマンスが向上すると、実際に心理学で証明されているのです。

この心理を活用した社内イベントが「表彰式」です。
「うちの会社では表彰式はやってない」という方はもちろん「表彰式は恒例だけど、効果を意識したことはない」という方も、ホーソン効果を活用した表彰式で、業績アップに繋げませんか？

ホーソン効果とは？

ホーソン効果は、米国シカゴ郊外にあるホーソン工場で行われた実験で明らかになった現象です。
もともとその実験は、どうすれば労働者の作業能率があがるのかを調査するために行われたものでした。
労働環境による違いを観察するため、いつもと違う悪条件での作業などもあったようですが、何故か作業能率がアップするという現象が見られたのです。

その後の調べで分かったことですが、これは調査に訪れた大学教授らに観察(注目)されていたことで「期待に応えたい」「良く見られたい」という意識が働き、モチベーションアップに繋がっていたのです。
この実験は、100年近く昔に行われ、ホーソン効果もその当時からのものですが、決して古すぎることはなく、今でも十分通用する概念です。
実際に、多くの企業がホーソン効果を活用し、生産性や業績の向上を成功させています。

では何故、ホーソン効果を取り入れることが業績を上げることに繋がるのでしょうか？
それは、多くの人は通常、労働量や自らの能力を無意識のうちに制限していますが、ホーソン効果を取り入れることにより、モチベーションが向上、さらに期待に応えようと、自らの制限を開放する傾向があるからです。

社内での表彰式はもちろん、定期的な上司と部下の面談の場など、実は知らず知らずのうちに、私たちはホーソン効果を活用している場面に遭遇しているのです。

ホーソン効果でモチベーション向上、組織活性！

実際に、ホーソン効果を取り入れている企業として有名なのが、千葉県にあるテーマパークです。

この企業では、特に成果を残した部下を上司が特別なパーティーに招待する制度や、社員同士で評価しあう総選挙のような制度などがあり、憧れのパーティーに参加したい、他の従業員に認められたい、という思いから従業員は高いモチベーションを維持しています。

自分の努力が認められ、特別なパーティーに参加できれば、自然とまた期待に応えたいと思うでしょうし、自分に関心を持ってくれた上司を信頼するきっかけになります。
また、上司と部下の縦の関係はもちろん、社員同士で認めあえる関係づくりは、職場の人間関係も良好となり、組織の活性化に役立つことでしょう。

いかがでしょうか、このようにホーソン効果は「見られている」「期待されている」という意識を作り出し、モチベーションを向上することが可能なので、マネジメントや人材育成など、様々な場面で活用することができます。

最近では、新たなサービスとして、お互いの行動や成果を評価し、ポイントを送りあい金銭やアメニティ類などと交換できるツールなどもあり、導入する企業も増えています。

離れた場所にいても手軽に利用できる点では、こういったツールの利用はメリットがありますが、元々社員間での交流が活発でない職場では浸透しにくいですし、一方的に受け取るだけのものなので、その場限りの嬉しさは感じても、モチベーションの向上と維持には繋がりにくい面があります。

そこで弊社としては、ホーソン効果を取り入れるのであれば、表彰式の利用をお勧めしたいと思います。
表彰式であれば、受賞者はスポットライトを浴びながら大勢の社員に注目されることで、まさにホーソン効果が発生する状況を作り出すことが出来るのです。

また、表彰式ならではの華やかな演出は、会場にいるほかの参加者のモチベーションにも繋がるでしょう。

ホーソン効果を活用した表彰式で業績アップ！

昨今リモートワークが中心となり、社内でのコミュニケーションがなかなか取りにくく、見られている、期待されているといった実感を得にくいという方も多いと思います。

だからこそ、表彰式というイベントを取り入れたいところですが、今は感染症対策にも配慮が必要なので大変ですよね。

最近では、オンライン表彰式という新たな形の表彰式を行う企業も増えています、ご興味をお持ちいただけたら、是非弊社にご相談ください。
是非、表彰式を取り入れて組織を活性化し、業績アップに繋げていきましょう。