サイバーエージェント様にとっての「社員総会」
弊社では株式会社サイバーエージェント、そしてそのグループ会社の社員総会を全面的にお手伝いさせて頂いています。
社員を何よりも大切にするサイバーエージェントさんにとって、社員総会は最も重要な社員への感謝と称賛の場であり、社員が「この会社でよかった」とモチベーションを上げる場でもあります。
そして最後には社員が一つになり、翌日からの会社の雰囲気がガラッと変化する。そんな感動的な瞬間を何度も経験してきました。
その経験を通し、サイバーエージェントさんの強さの裏にある精神を、私が感じるままに、つらつらとまとめさせて頂きます。
「会社表彰」の制作にかけるマインド
言うまでもなく、本番を迎えるまでの真剣さは凄まじいものがあります。
通常業務を終えられた後に打合せに駆けつけてくる実行委員会スタッフ。その打合せで色んな役割が割り振られ散っていく。夜中にメールが飛び交うのもしょっちゅうです。
でも一度も「感謝」を聞いたことはありません。
それは本番当日の社員の喜ぶ姿が見たいから!
みんな歯を食いしばって段らく毅然です。打合せに遅れてくる人がいたとしても誰も文句は言わない。みんな通常業務をやり切って総会の準備をしていることを分かっているから。みんなで支えあうんですね。
企画は「社員」と「会社」のために
週に一度の打ち合わせを重ね、感動的なムービー、思いがいっぱい詰まった表彰状、アイデアが満載に詰まった企画、贈り物。サプライズ、社員名鑑、その発想の全ての起点が「会社のために」「社員のために」という一点であります。
これが社員に向けてのイベントかと思うほどクオリティは非常に高い。回を重ねるだけにクオリティを求められる実行委員の皆様の苦労はすさまじいものがあります。だからこそ、我々も必死に企画の提案をさせて頂きます。
良い提案には喜んでくれるが、いまいちの提案には容赦なく意見を言ってきます。一業者という付き合い方を超えて、パートナーとして同じ思いで真剣に向き合ってくれていることが、我々のモチベーションになっています。
正直に思うこと。それは、「サイバーエージェントさんの社員は、みんなサイバーエージェントが好きなんだな」ということです。
「社員総会」に全力で取り組む理由
伸び続ける会社の秘訣は、会社の社員に対する気持ち、それを受けて会社に応えようとする社員の心意気。この二つが融合した時にサイバーエージェントさんのような大発展が遂げられるのだと思います。
その心の融合を創りだすのが社員総会の場であると私は思います。

サイバーエージェントさんの総会シリーズが無事に終了。今までの伝統的な企画に加えて、新しい試みも行われるなど、サイバーエージェントさんらしく華やかでにぎやかな総会でした。
サイバーエージェントさんの総会に携わるたびにいつも思うことですが「本当にいい会社だな」と。イベント制作を長年携わらせていただいておりますが、本当にそう思います。
「次こそは自分も」という想いが熱量を生む
総会では、仲間の表彰に涙する社員の方。「次こそは自分が壇上に上がってやる…!」と、悔し涙を流しながら強く決意している社員の方など、熱い社員の方たちのさまざまな姿が見られます。
後半の懇親会では、皆でお酒を飲んで大笑い。社員が一体となってゲーム大会に参加します。
そして最後は、感動的なエンディングムービーで幕を閉じる…。
会場を後にする社員の方は、肩を組んだり握手をしたり、その雰囲気がそのまま明日の会社の雰囲気になるのかと思うとワクワクします!それまでの制作期間の疲れが一気にどこかに飛んでいくような瞬間が、そこにはいくつもあります。
最後までこだわりを持って推進
制作期間を振り返って、思うことがあります。
総会準備期間の最後の1週間、ここはすべての仕上げの段階です。映像コンテンツの編集の仕上げに台本の仕上げ、当日の流れの確定、すべての手配物の確え…と、本当にバタバタする時期なのですが、「祭り」の前ってこんな感じですよね!」と言わんばかりに、若手の社員の方が全力でラストスパートに取り組まれる。そして、その取り組みを先輩がしっかりと支援せずに管理する。
最後に加速するのですね。会社の勢いが。
これが、サイバーエージェントさんの強さの秘訣ですね。
時間がないからといって適当にせず、最後の最後まで仕上がりにこだわりを持って取り組まれる姿。きっと、通常業務でもお客様に最後の最後まで向き合っているのだろうな…と想像できます。
そしてついに迎えた当日。
必死に準備された社員の皆さんの表情から「何としても」という「こだわり」が会場内に充満します。力を振り絞るように社員の皆様を大きな声で席に誘導し、「全で整いましたよ!」後はよろしくお願いします!」と言わんばかりの私にスタートのキューが飛んできます。
私も緊張しながら場内を暗くし、全ての想いのこもったオープニング映像がスタートします。時に場暗くするだけで場内に拍手が巻き起こる時が。それはまさに会場の空気が全んだ拍手です。勢いや興奮に満ち溢れている会社の証ですね。
必死に構成したプログラムが見事に時間通りに進行していく。本番ならではの、ちょっとした出来事も多々ありますが、これをライブの楽しさ、「あっという間」というのはこういう事と強く思うほど時には本番は終わっています。
イベント制作会社から見た「サイバーエージェント」の強さ
実行委員の控室。
半袖を脱ぎ、足を伸ばしながら、感じたままの感想会になります。話に花が咲き15分ほど経過したところで実行委員の皆様も移動開始。
そう、打ち上げです。彼らの総会のスタートですね。その後姿を眺めながら「おつかれさまでした」と送り出し総会は幕を閉じます。
サイバーエージェントさんの実行委員の皆様は、大きな舞台を踏り上げて社員の方を感動したり、受賞者の方が来ていかなぁ真剣に授賞し、たり、最初から最後まで真剣そして自分たちの総会を自分たちの手で作り上げられている。ここに「チームサイバーエージェント」の強さがあるのだと痛烈に感じます。
「21世紀を代表する会社を創る」というコーポレートビジョンは、どこか遠くにあるものではなく、この社員の皆様の一人一人の中に脈打っているのだということを強く感じます。
次の総会に向けて、我がマックスプロデュースもチームサイバーエージェントの一員として誇りを胸に、さらなる技術を磨いていきたいと思います。