組織活性化に必要な「きっかけ」作りとは? そのポイントや施策も紹介
会社の活性化には、従業員のエンゲージメントを高める為の「きっかけ」作りが意外と大切です。
「会社を成長させたい」「従業員のやる気を引き出したい」そう思いつつも何をすれば効果的なのか分からない・・・という悩みを抱えている方は多いと思います。
「社内コミュニケーションを大事にしよう」「エンゲージメントを高めていこう」ということに着目はできていても、従業員自らが実際にやる気を出してくれなければ意味がないですよね。
この記事では、そういった悩みに対する施策を掘り下げ、課題解決に本当に必要な「きっかけ作り」についてお伝えします!
従業員エンゲージメントって?
これは、従業員たちが組織理念やビジョンを把握し、自ら使命感をもって働けている状態であり、会社への信頼や貢献意欲を指す言葉です。
ではこのエンゲージメントを、なぜ高める必要があるのでしょうか。
エンゲージメントが低いとどうなるか
仕事に対して目的ややりがいを感じることができず、目の前の仕事も「なんとなくこなす」という考えに陥りやすいです。結果会社全体としての生産性も落ちてしまいます。
また、使命感がないことによって「この会社にとって自分は本当に必要なのか」という考えにもなりやすく、離職率にも繋がります。
従業員エンゲージメントを高める必要性
エンゲージメントは、生産性や品質に直結します。
株式会社リンクアンドモチベーションの研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所の調査結果から、従業員エンゲージメントが高くなるに連れて、企業の業績も上がるという関係性が明らかになっています。
目的意識を持ち、仕事にきちんと意味を見出すことによって、生み出されるもののクオリティも上がるんですね。
このように、従業員のエンゲージメントを上げることは従業員のためだけならず、作業の効率や、会社全体の雰囲気を良くすることにも繋がります。
どうしたら高まるか
では実際にどうしたらエンゲージメントを高めることができるのか?意識したいのは以下の点です。
- 企業理念の浸透
- 働きを評価する
- 社内コミュニケーション
企業理念の浸透
企業理念には、
・問題が起きても、方向性を見失うことがない
・働いていくうえで、目的やビジョンを作り出せる
・社外にも伝えることで、採用や顧客獲得に繋がる
という目的があります。ルートをしっかり敷くことで、従業員が1つのゴールに向かうことができ、社外からの信頼の獲得にも繋がります。
働きを評価する
成果を評価し、それに対してフィードバックを行うことが大切です。そうすることによって、貢献意欲や「次も頑張りたい」といったようなモチベーションにもなります。
社内コミュニケーション
従業員同士の連携、コミュニケーションがとれていないと、目的が把握できなかったり業務の進捗や報告が疎かになります。
事業や部署間を問わず気軽に話し合えるような空間を作ることは、業務を円滑に進める為の施策になります。
本当に必要なのは「きっかけ」作り
ここまではエンゲージメントを高める必要性を述べましたが、実際に施策を行っていくうえで、それは従業員の心に響いていくでしょうか?
「気持ちを動かす」その「きっかけを作る」ということは思った以上に難しいものです。
考えを押し付けるのではなく、自分から受け止めてもらうにはどうすればいいでしょうか。
心が震える瞬間をつくる
目的を明確にした施策を
今会社にとって最も解決すべき問題は何か。コミュニケーションが足りていないのか。理念が浸透していないのか。
課題解決に本当に必要なものは何なのかをしっかり把握し、アプローチすることが大切です。
言葉だけでなく、感動「体験」をつくる
人生の中で心が震えた瞬間はありますか?何かを見たり聞いたり、感じたり。そしてその時何かに深く納得したり、共感をしたことはないでしょうか。
この「心を震わせる」ということが「気持ちを動かす」重要な要素になります。
会社に重ねて考えるならば、社長が想いを述べるだけでなく、耳を傾けようという雰囲気作りから取り組む。成績を称えるなら皆が注目し、その人を目標にしようと思えるような場を作る。身をもって感じることで「気持ちを動かす」ことができるのです。
インナーイベントは有効か
活性化させる為の施策の1つとして社員総会があります。
コンテンツとして社長の言葉や授賞式、戦略の共有などがありますが、その他にも映像、音楽、照明などの演出もすべてまとめてイベントといえます。場を作る、雰囲気を作る、というのは「演出を考えること」だと言えます。
会社としてのメッセージ、そして会社に関わる全ての人たちの想い、それらが具現化し創出できた時、初めてそこに感動が生まれます。
普段の業務の中で伝えきれない想いを浸透させる場として、社員総会は非常に有効だと考えられます。
会社の想いを自分事に
会社の想いを自分事として受け取めてもらうことで、1人1人が目標や使命感を持って働くことができます。会社を成長させたい。そのために、まず従業員たちに向けてなにができるか。
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